★恋の骨折★


この事件は、ある日常の風景からはじまった。

「あかね〜、なびき〜。ご飯よ〜」
タタタッタ―
呼んでもこないので、二階まで呼びにいった。
かすみが階段をのぼっていると・・・

「おいっ、じじい!待ちやがれ!!」
ドタバタドタバタ―
「ラジャーつけると約束するまで嫌じゃ!」
「乱馬くん、おじいさん。夕食の時間よぉ。」
「は〜い」
「走っちゃ危ないでしょ。」
バタバタバタッ
「キャー」
どこどこどこ・・・
「あっ」
「何今の音。」
「お姉ちゃん何かあったの?」

さっきまで呼んでも来なかったなびきとあかねが
心配気にかけよってきた。
そして2人声をあわせて・・・
「お、おねえちゃん!!!」
なんと階段の下にかすみお姉ちゃんが倒れているではないか。
「階段から落ちたの?」
あかねが聞くと
「あぁ・・・じじいがイキナリ止まるから。。。」

乱馬の話によると、八宝斉のおじいさんを追いかけてたら、
イキナリおじいさんが階段の前でとまって
乱馬は急に止まれなく、2人でかすみお姉ちゃんに激突。
そして階段からおちてしまったようだ。
乱馬とおじいさんは大丈夫だろうが、
かすみお姉ちゃんが気を失ったままである。
その後駆けつけたお父さんとおじさまもじたばたしてる。

「かすみ〜(泣)」
「あわわわわ;(看板)」
「とにかく、病院に運んだほうが・・・」
「どこの病院に行くの?」
「東風先生のとこに決まってるじゃない!」
「でも、患者はかすみお姉ちゃんなのよ。」
「そっかぁ、相手がかすみお姉ちゃんだと、
 上手く治療できないかも。。。」
「じゃぁ、どこ行くんだよ!」

その時、かすみお姉ちゃんが
「ん・・・」
痛々しい声である。
「お姉ちゃん、気がついた?」
「かすみ〜しっかりしろ〜」
「・・・足が動かない。。。」
どうやら手や体は平気のようだが、
足が痛くて動かないらしい。
「お姉ちゃん、今どこの病院行くか考えてるからね」
「・・・東風先生のとこに連れてって・・・」
「え?」
「あかね、東風先生のとこに・・・」
「わかった。東風先生のとこ連れてってあげるからね。」
「大丈夫なの?東風先生で。」
「お姉ちゃんがそこがいいって言ってるんだもん。」

というわけで、小乃接骨院―

「東風先生、かすみお姉ちゃんが階段から落ちて・・・」
「か、かすみさん!」
「いつもみたいに踊ってる場合じゃないのよ」
「大事なかすみお姉ちゃんがかかってるんだから、
 しっかり治療してよ!」
「は、はいっ」
「かすみさん大丈夫ですか?ちょっと痛むかもしれませんが・・・」
「痛っ」
「あ、ごめんなさい。」
「いえ、平気です」
「これは骨折いてるなぁ。入院ですね。」
「すみません、お世話になりますね。」

お姉ちゃんの入院が決まった。
お父さんは泣いてるが、納得した。
かすみお姉ちゃんを東風先生と2人きりにするのは
ちょっと危険だけど、まぁ平気だろう。

「後で着替えと洗面道具をもってくるので」
「じゃあね、お姉ちゃん」

―天道家

「お姉ちゃん大丈夫かな。」
「お姉ちゃんより東風先生でしょ。
 ちゃんと医者としてやってくれるんだったらいいけど。」
「うん・・・。」

なびきお姉ちゃんとそんな話しをしてるあいだに、
乱馬にかすにお姉ちゃんの着替え等を持ってってもらった。

「もう寝よう、なびきおねえちゃん。」

−あかねのベッド

「あの時、かすみお姉ちゃんは東風先生に
 みてもらいたがってた・・・
 それって医者として東風先生がよかったの?
 それとも・・・・・
 あ〜もぅわかんないや!かすみお姉ちゃんの
 恋愛ってよくわかんないし。。。
 でも上手くいってほしいなぁ、あの2人。」

―翌日

天道家の家族+居候でかすみお姉ちゃんの
お見舞いにいった。

「かすみお姉ちゃん大丈夫?」
「かすみ〜気は確かかぁ〜!!」

「お父さん、大丈夫よ。」
「お姉ちゃん、本当に平気?」
「平気よ。だって・・・東風先生がそばにいてくださったから」

東風先生、やればできるじゃない。
いつものかすみさん症がでないで落ち着いてできるなんて。
これも心からかすみお姉ちゃんを好きでいるからこそなのかな。
でも、この調子なら治りも早そうだし。。。
東風先生はいい医者であって、いい(にんげん)
なのかもね・・・

−−−−−−−−−−あとがき−−−−−−−−−−
ちょっとみづらいですが、最後の『男』のふりがな
『にんげん』です。わかりにくくてすみません;
初挑戦の東風×かすみであまり上手く書けなかった。
だけど、このカップルリングも大好きなので
たまには乱あ以外を書いてみるのもいいですね☆
パンダさん、こんな小説になってすみません;



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