「乱馬のバカ！」
これ、日課。
「早く！遅刻しちゃう！！」
これ、日常。
じゃぁ、今乱馬と二人っきりでこの家にいるのは？
いちおうテレビがついてるけど、
私はテレビよりも乱馬の様子のほうが気になる。
気まずい不陰気が漂ってる。
なんか話したほうがいいよね？
「あっあのさぁ」
「ん？」
「あっあの、、、」
「なんだよ？」
「いっいい天気だね」
「あぁ、そうだな」
どうしよう。話題がない。。。
チクタク チクタク チッチッチッチ
時間ばかりが過ぎていく。
「あのね、ゆかと大介って付き合ってるんだよ」
「へぇ〜」
ちょっと、これじゃ会話が続かないじゃない。
もう少し喋ってくれてもいいのに。。。
私だって一生懸命話題を探してるのに・・・
チクタク チクタク チッチッチッチ
「・・・」
ガタガタガタ ガタッ ガタガタ
「じっ地震！？」
「キャー」
ガタガタ．．．
はぁ、収まったみたい。
！！気がついたら私、乱馬に抱きついてるじゃない！
私は顔が真っ赤になったのが分かった。
テレビには、『東京都練馬区 震度３』
そんなに驚くほどの地震じゃなかったわね。。。
「震度３か、、、大したことなくて良かったな。」
「うん。」
私たちは抱き合ったままなかなかお互いをはなさない。
放れたくなかったから・・・きっと、乱馬も同じ・・・
ドキドキ ドキドキ
そう、これは私の心臓の音。
ハートの音。
こんなに乱馬が近くにいて、
顔があつくなったのが分かった。
ドキドキ ドキドキ ドキドキ．．．
聞こえてるかな。
乱馬の唇が近づいてくると同時に
私の心臓もバクバク。
大したことない？そんな訳ない。
私の心は「心度７」。
顔も赤くなってあついし、
火事の心配がある。
大地心なのだ。
危険、危険です。
天道あかね
只今、心度７を観測いたしました。
みなさん、ご注意を・・・
−−−−−−−−−−あとがき−−−−−−−−−−
「震度」「心度」です。
ドキドキを心の地震としてあらわしたかったので、
書いてみました。どうですかね・・・？
みなさん、地震にはお気をつけください。
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